思ふこと

日記的な雑記です

確定申告2023の感想

給与の関係から確定申告をする必要があるのだが、税額の最適化を行いたく今年は普段よりいくつか多めに記入した。

備忘録的に書いておく

セルフメディケーション控除

www.mhlw.go.jp

単純にいうと薬局で第二類医薬品を年 12,000 円以上買うと超過分を医療費控除に申請できるというもの。 申告には定期健康診断の受診と薬局で医薬品を買った際のレシートが必要

今年は当初からこちらを意識しレシートを保管しておいた。 最終的にほとんどの購入金額は花粉症アレルギー反応を抑える錠剤となり、合計 14,000 円程度を記録したので申請が可能となったため申請した。

持病や風邪を引きやすく、市販薬でどうにかする習慣が身についている人などにはおすすめかもしれない。 私の今年のケースでは正直労力に対して控除される額が少なく、なんともいえない。

おすすめ度: 低(第二類医薬品ヘビーユーザーには高)

国税額控除

search.sbisec.co.jp

外国株の配当については、それぞれの国の法律の関係で二重に課税されている場合があり、この二重課税分を申告することで一部取り戻すことが可能。 申請にあたっては国税庁の説明が非常にわかりにくく、困難を極めた。

www.nta.go.jp

結局 Youtube でいくつかの解説動画を見て申請してみたが、動画ごとに説明が若干異なっており結局難しかった。 一応自分の理解の上で申請してみたが合ってなかったら怖い。

「特定口座年間取引報告書」については excel ファイルが証券会社からDLでき、これをそのまま読ませれば必要書類が完成するのでこの体験はよかった。

とりあえずやってみたが、そもそも私がもらっている配当なんて1万円かそこらなので控除されてもカスみたいな金額なので、大富豪にしかお勧めできない。 youtube の参考例も、配当で年100万円稼いでる人物を想定していた、年収400万円で配当100万円もらってる人間はどういう属性の人間なんだ。

お勧め度: 低(大富豪なら高)

寄附金控除

www.nta.go.jp

いわゆる巷ではふるさと納税として認知されているもの。

個人的にはふるさと納税制度はあまり賛成の立場ではないのだが、今年母校に寄付したため寄附金控除を受けられることと、本年度の出費がやたら多くて少しでも取り返したいという気持ちが働いたこと、今年はクレジットカードで 7% のポイント還元が得られる(どうやらこの還元率はふるさと納税界隈では別に高いわけではないらしい)という情報を確認し、流石に一度ぐらいやってみるかということで実施した。

ふるさと納税はやたら解説が充実しているが、母校への寄付については公益社団法人名を特定する必要があり、特に母校 HP には何も書いていないため苦労した。 ちなみに実際に減税されるタイミングは来年度らしく、その辺りを知らなかったので今年の税金出費は穏やかではない金額になっている。

実際に品物が届き始めてホクホクしたものの、ふるさと納税で納めた税金に対して実際に届いているものの値段は3割以下なのでぶっちゃけ自分で買える範囲のものになりあまりときめかない。 ただし、各地のマイナークラフトビールを知る/取り寄せる手段としては結構良いかもしれないと思った。

先に同じく、寄付結果の exeel ファイルを読ませると自動入力される体験は良かった。

お勧め度: 普通(各地のマイナーグルメを集めたい人、地方から都市にでており、郷土愛が強い方向け)

やってみての感想

セルフメディケーション控除」については明らかに手間の方が大きく、基本的に健康的な人間にはあまりお勧めしない。

「外国税額控除」は配当を大量にもらっている大富豪であれば有効かもしれないが、そもそも外国株配当を貰うぐらいなら配当再投資型の投資信託を買うべきであり、この控除を申請する必要がある状況自体が適切でない可能性が高いので、結局お勧めしない。

「寄附金控除」については寄付するついでに税金安くなるなら申告しておくか、程度のものに思える。ふるさと納税の手続き自体は、そもそも消費を選ぶのが面倒くさかったので、商品カテゴリと自分の寄付可能額を入力したら勝手にセレクトしてくれるサービスとかがあればもう少し使うかもしれないが、現住所の自治体がふるさと納税による税収流出自治体トップ10に入っているので流石に申し訳なさがあり、続けるかはわからない。

どちらかというとマイナンバーがもっと便利になって、これらの情報を自動入力してくれればありがたい。マイナポータルは激的に進化を続けていたので、今後に期待